Contents
今回のお住まいは、ご夫婦が中古で購入された築53年の平屋住宅です。
購入時の建物は、昔ながらの細かく仕切られた間取りや断熱性能の低さなど、現在の暮らし方には合わない部分がありました。
そこで一度骨組みまで解体し、使える柱や梁は活かしながら性能と間取りを一新。
建て替えよりもコストを抑えながら、快適性・省エネ性・耐震性を向上させ、ご夫婦二人がこれから長く安心して暮らせる住まいへと生まれ変わりました。
一度骨組みまで解体し、状態の良い柱や梁は再利用。
活かせる部分は残すことでコストを抑え、現在の暮らしに合った性能と間取りへアップデートしました。

夏は70%、冬は50%の熱が窓から移動すると言われているため、高断熱化するには窓の改修は必須。必要以上に多すぎる・大きすぎる窓を減らして、断熱性能と気密性能を向上しました。
→
土だった床下にコンクリートを打って基礎断熱を施工することで、リノベーションでありながら床下エアコンを導入し、冬はエアコン1台で家全体を暖められる住まいに。
足元からじんわり暖かく、部屋ごとの温度差も少ないため、ヒートショック対策にもつながります。
→
外壁の凹凸部分を減築し正方形の平面にすることで構造を安定させました。
全て解体して建て替えるよりも、リーズナブルに快適な住環境を実現できます。
中古住宅の中には、適切に手を加えることでまだまだ活かせる建物もあります。
今回も既存の構造を活かしながら性能や暮らしやすさを向上させることで、建て替えよりコストを抑えながら快適な住環境を実現しました。
「中古住宅を購入して自分たちらしい住まいにしたい」
「建て替えほど費用はかけたくない」
「性能面も妥協したくない」
そんな方にとって、リノベーションは有力な選択肢になります。
屋根は瓦からガルバリウム鋼板に。軽い素材のため耐震性能の向上にもなります。窓はシャッター付きの高断熱サッシに入れ替えました。
(Before)

(After)

必要な採光は確保しつつ、窓を減らしました。可動棚を追加して収納力up。
(Before)

(After)

キッチンダイニングとリビングを仕切っていた壁を取り払い、21帖の開放的なLDKへ。
解体前は部屋ごとに区切られた間取りでしたが、空間をつなげることで視線も光も広がる住まいになりました。
以前は北側配置で暗くなりがちだったキッチンにも光が届き、明るく開放的な空間へと生まれ変わっています。
(Before)

(After)

(Before)

(After)

洗面室と脱衣室を分けることで、誰かがお風呂に入っていても気兼ねなく洗面台を使用できます。
また、各空間の広さを見直したことで、ちょっとした使いやすさも向上しました。
(Before)

(After)

収納は用途ごとに3か所へ集約しました。
食品や日用品のストックをまとめて管理。
ご夫婦の衣類を一か所に収納できるため、洗濯後の片付けもスムーズです。

季節用品や書類など、生活感の出やすい物をすっきり収納できます。

解体前は和室だった2つの居室。
収納はファミリークローゼットへ集約したため各部屋には設けず、限られた広さでもゆったりと使える空間になりました。
(Before)

(After)

冬は床下エアコン1台で家全体を暖房。
足元から暖かさが広がるため上下の温度差が少なく、快適で省エネな暮らしを実現します。
家庭用エアコンを使用するため、将来のメンテナンスも安心です。
・Ua値:0.5W/㎡K
・C値:0.6㎠/㎡
・太陽光発電:8.37kW
・許容応力度計算による耐震等級3