家づくりコラム 2021.05.10
木の家と言われたら、どんな家を思い浮かべますか?
木造の家、床が無垢フローリングの家、梁を見せた家、ナチュラルテイストな家、天井や壁一面に木を使った家、造作の家具を置いた家、、、
イメージは少し違えど、どれも“木の家“です。
そもそも木の家とは明確な定義はありませんし、人それぞれ思い浮かべる木の家がありますが、
そのなかでも“無垢材を使った家=木の家”というイメージを持たれている方は多いのではないでしょうか?
イーホームで建てる木の家は、数ある木材の中から杉の無垢材を選んで使用しています。
なぜ杉の無垢材なのか、その理由をご説明します。
Contents
そもそも無垢材とは、丸太から切り出して必要な大きさに切り出した素材のことです。
薄い板を張り合わせた合板フローリングとは違い科学接着剤を使わないので、シックハウスの心配がありません。
日本には四季があります。
季節によって湿潤が変わる日本の気候には、海外の寒い気候で育った木よりも、日本で育った木が一番合っていると私たちは考えています。
中でも九州は湿気が多い地域ですので、似た環境で育った熊本産の小国杉を使用しています。
木の細胞内に空気がたまり、断熱効果のある空気層になることで、触った時にあたたかさを感じます。
合板フローリングのヒヤッとする感覚が、無垢フローリングには無く、床暖房は必要ありません。
また、水分を吸収したり放出したりして、室内の湿度を快適に保ってくれる調湿性もあり、夏場でもベタベタすることなくサラッとした足触りも魅力の一つです。
裸足で過ごしたり、床に寝転がったりするととても気持ちが良いですよ。
調湿効果のおかげで、カビやダニの発生を防ぐといった効果もあるため、アレルギー症状が改善することもあります。
家に入った瞬間に包まれる、爽やかですがすがしい杉の良い香り。
この香りもとは、木が発する「フィトンチッド」という成分です。
フィトンチッドとは樹木が細菌などから自分自身を守るために発する成分のこと。
フィトン(植物)がチッド(殺す)する、という意味があり、抗菌作用や防虫効果があります。
少し怖い名前がついていますが、人間に対しては森林浴をしているようなリラックス効果や、安眠効果、消臭効果など、良い影響をもたらしてくれます。
床材として杉の無垢材をはるだけでも効果があり、香り自体は3~4年経っても続きます。
杉の無垢材は沢山の空気を含んでいるのでとても柔らかいのが特徴です。
足が疲れにくかったり転んでもケガをしにくかったりと、ご高齢者や小さいお子さんにも安心です。
ただ柔らかい反面、傷が付きやすいのも特徴。
少しの凹みなら、水を垂らしておけば1日ほどである程度復活しますが、傷を味や思い出として楽しめる方におすすめします。
杉は日本で最も多く植えられている木です。そのため無垢材の中でも比較的低価格で手に入れやすいです。
無垢材を使いたい…けれど費用は抑えたい…という方にピッタリの木材です。
(ちなみに節が無いものになると、価格は2~3倍ほど高くなります…)
杉はなんといっても、あたたかみを感じられるというのが最大のメリットです。
色や節が気になるという方は、自然素材系の塗装をするといいかと思います。
香りは減ってしまいますが、足触りやあたたかみに関しては、変わらず感じられます。
メンテナンスに関しても、普段通り掃除機やドライタイプのクイックルワイパーをかけるだけでOK。
何かをこぼしてしまったときには、すぐに拭き取ることだけ気を付けていれば大丈夫です。
無垢フローリングのお宅で見学会を開催させていただく際は告知をしておりますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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