家づくりコラム 2022.03.02
自然素材の家といえば無垢材をふんだんに使い、そして手作業ならではの温かみを感じる漆喰壁を思い浮かべるのではないかと思います。
独特な風合いをもつ漆喰壁に魅力を感じる方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな“漆喰”についてのお話です。
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漆喰とは消石灰と呼ばれる水酸化カルシウムが主原料の建築材料のこと。
空気中の二酸化炭素と化学反応を起こし、時間が経つにつれて硬くなっていく性質があるので、化学物質を含む接着剤を混ぜる必要がありません。
混ぜるとしても、割れにくくするために海藻や藻を混ぜるだけ。
まさに自然素材の壁と言えます。
漆喰には、様々な観点から見た“良さ“があります。
まずは何といっても見た目。消石灰はとても粒が細かいので滑らかに仕上がります。
職人が手作業で塗るためにできる不揃いな模様に魅力を感じる方も多いはず。
また、漆喰というと和風な家のイメージがあるかもしれませんが、デザイン性に富んでいるので和風・洋風どちらにも合います。
・シックハウス
漆喰は、建材や家具などから揮発されるホルムアルデヒドというシックハウス症候群の原因物質を分解してくれます。
(シックハウスとは、居住に由来するさまざまな健康障害”の総称。家に入った時に、目がチカチカする、鼻がムズムズする、めまいや吐き気、頭痛などの症状が出ます。)
・調湿効果
漆喰は細かい穴が多数開いている多孔質のため、調湿効果に優れており、温度・湿度を一定に保ってくれます。
また強アルカリ性という性質があるためカビが発生しにくいのも嬉しいポイント。
アレルギー体質の方におすすめの建材と言えます。
・消臭効果
湿気を吸うと同時に、雨の日の室内干しの匂いや動物の匂い、料理の匂いなども一緒に吸い取ってくれるため、消臭効果もあります。
・日々のメンテナンス
触った感じがザラザラしていたり、デザインによっては凹凸があったり、そこに埃が溜まるのでは?と思われるかもしれませんが、実はそんなことはありません。
漆喰の成分の炭酸カルシウムは静電気を溜めない物質といわれます。
そのため埃が付きにくいうえ、日焼けや劣化もしにくく、メンテナンスが楽な素材なんです。綺麗な状態が長く続いてくれるのは嬉しいですよね。
・落書き、シミ
小さなお子様がいるご家庭でしたら、目を離したすきに壁に落書きが!という事も十分あり得ます。もしそうなっても漆喰なら、きれいな消しゴムかメラニンスポンジで表面をこする、砂消しゴムやサンドペーパーで軽く削る、広範囲に汚れてしまった場合は上から薄く上塗りすることもできます。
色のついた飲み物が飛んでしまった場合には、綺麗なタオルを水で濡らしてトントンと叩いてあげるとOK。
漆喰が使われている有名な建築物に、姫路城があります。外壁や瓦のつなぎに漆喰が使われているのですが、白くてとっても綺麗ですよね。
なぜお城に漆喰が使われているかというと、耐久性・不燃性に優れているためです。他には神社仏閣などにも使用されています。
万が一の災害時にも、クロスと比べて火の周りが遅く、有害なガスの発生も抑えられます。
最後に弊社の施工事例を紹介します。
行橋市「自然の力を取り入れたエコな家」
こちらのお家は、天井以外に漆喰を使っています。
https://e-home.asia/works/yukuhashi/
北九州市八幡東区「フレンチカントリーのかわいい家」
こちらのお家は、水廻り・2階居室以外の壁に漆喰を使ってます。
https://e-home.asia/works/yahatahigashiku/
北九州市小倉北区「無垢床と漆喰塗りで仕上げた自然素材の家」
こちらのお家は、壁・天井すべてに漆喰を使っています。
https://e-home.asia/works/kokurakitaku-19/
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