家づくりコラム 2024.03.02
壁面やデッドスペースなど場所を選ばず、収納スペースをつくることができる可動棚。
棚の高さを変えたり数を増やしたりを自分で調整できるため、20年30年とライフスタイルが変化しても長く続いていく暮らしにぴったりの収納です。
今回はそんな可動棚についてと、弊社の施工事例をご紹介します。
Contents
高さや位置を調整できる棚のことです。
一般的な固定棚と異なり、棚板を自由に移動させることができるため、収納スペースを効率よく活用することができます。
棚の位置を自由に動かせるため、収納する物に合わせてアレンジできるのが最大の特徴です。
天井まで壁一面を棚として活用したり、デッドスペースに合わせて一部に棚をつけたりといったように、自分が使いやすい収納環境をつくることができます。
また棚板だけではなく、こういったハンガーが掛けられるタイプの棚受けもあるため様々な場所で取り入れやすいです。
自由に棚の高さや種類を組み替えられるということで、シューズクローゼットやパントリーなど、収納する物が変化していく場所と相性が良いです。
ブラケット式とダボ式の2種類があります。
それぞれメリットデメリットがあるのでそちらもご紹介します。
棚板の背面に壁があれば取り付けができます。
棚柱2本を壁に取り付け、棚受け付きの棚板を棚柱のくぼみに差し込み固定します。
↓こんな風に横の壁が無かったり、変則的な形だったりする場合でも、背面の壁があれば設置が可能です。
メリットは、背面に壁があれば設置場所を選ばないこと。(ただし施工する際は必ず下地を入れておく必要があります。)
デメリットは棚板が重たいので1人で移動させるのが難しい場合もあるということ。棚受けのロックを外しながら持ち上げて移動した後、また棚柱の窪みに差し込まないといけないので、高い位置に移動させる場合は2人で動かした方が安全です。
両側に壁があるときに取り付けができるタイプです。
棚柱を左右の壁に2本ずつ取り付けて、ダボと呼ばれる棚受け金具を4か所取り付け、その上に棚板を乗せます。
メリットは棚板の移動がしやすいこと。
棚板をいったん外して、ダボを好みの高さに移動させ、その上に棚板を乗せなおす、といった手順。棚に乗せている物を一度下ろす必要はありますが、高い場所でも1人で簡単に移動できます。
デメリットは左右に壁がないと取り付けができないことです。
どんなところに可動棚をつくっているのか、どんな使い方をしているのか、弊社の施工事例をご紹介します。
スニーカー、パンプス、サンダル、ブーツと靴だけでも大きさは様々。
それに加えて、傘やアウトドア用品なども一緒に収納するのであれば、下の方に余裕を持たせて配置することも可能です。
お皿や大きな調理器具、食糧品のストックなど収納する物が変化しやすいキッチン周り。大きさや量に合わせて棚の間隔を調整できるので、
・お皿の数が変わった
・子供が大きくなって備蓄が増えた
・水筒や弁当箱などかさばる物が増えた
といったライフスタイルの変化にも対応できます。
また右の写真のように、冷蔵庫などの家電や他の家具と一緒に使えるようにつくることもできます。
タオルや着替え、洗濯物を入れておくカゴなどを収納。
お子様が小さい間は、お風呂セットをまとめて置いておくのもいいですね。
また右の写真では階段下のデッドスペースを利用しています。
左の写真では窓があるので干渉しない高さで取り付けています。
空間に合わせて収納スペースをつくることができます。
ライフスタイルの変化に合わせて高さや数を自分で調整できる可動棚収納は、長く使える便利な収納です。
レールの色や棚板のデザインも様々ですので、自分にぴったりの収納がつくれるはずです。
お家を建てることが決まった際には、ぜひ収納を見直してみてはいかがでしょうか。
弊社には整理収納アドバイザー一級の資格をもつスタッフもおりますので、お気軽にご相談いただければと思います。
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