BLOG BLOG

今、高断熱リノベをおすすめする理由


ここ2,3年、コロナウィルスや円安の影響で、住宅の価格が上昇しています。数字にすると20%~25%も価格が上がっているのが現状です。

住宅だけでなく、電気代・ガソリン代・食糧品など様々なものの値段が高騰していますね。

しかし給与は物価上昇のペースようには上がってはいません。

そうすると注文住宅を諦めなければいけない方も出てきてしまいます。

家とは家族みんなが幸せになるために建てるもの。

金額を抑えるために性能を落としたり、妥協を重ねたりして家を建て、我慢しながらの生活をしてしまうようなら本末転倒です。


そこで今おすすめしているのが「中古住宅の高断熱リノベーション」。

新築と比べて500万~1000万円程安くなることが多いです。

注文住宅を建てたいけれど、お金のことを考えると少し厳しいかもしれない…という方は、ぜひこの記事を読んでみてください。

今回は中古住宅の高断熱リノベーションについて、中古住宅である理由や工事の内容についてのお話です。

 

 

高断熱リノベとは

リノベーションという言葉をここ数年でよく耳にするようになりました。しかしリフォームとどう違うのか?何となく違うのは分かるけれど説明は難しい…という方も多いのではないでしょうか。

まずリフォームとリノベーションの違いについて簡単にご説明しますと、

  • リフォーム
    老朽化した建物を新築の状態に戻すこと。(便器が古くなったから新しいものに交換する、壁が汚れたから新しいクロスに貼り替えるなど)
  • リノベーション
    既存の建物に工事を加えて、既存よりも価値を高めること。(間取りそのものを変える、性能を高めて住みやすくするなど)

 こんな風に区別されています。

そして今回ご紹介する高断熱リノベとは、見た目や間取りの価値を向上させるだけでなく、高断熱化、省エネ化、耐震化を同時に行い性能面での価値も向上させるリノベーションのことです。

 

なぜ中古住宅の高断熱リノベなのか

次になぜ中古住宅なのかについてですが、理由としては、日本は他の先進国と比べて中古住宅の価格が非常に安いことがあげられます。

というのも、海外では新築物件より中古物件を購入する方が主流。

欧米の場合メンテナンスがきちんとできていれば、戸建て住宅においても20年前に購入した時点より今の方が価値が付き、高く販売することができる、というのが普通ですが、日本の木造住宅が20年も経つと価値は0になってしまいます。

この現状を変えるには不動産業界と金融業界と国が足並みをそろえていく必要があるのですが、簡単にできることではありません。そのため、今の日本には中古住宅の掘り出し物がゴロゴロ転がっているという状況なのです。

そんな中古住宅に高断熱化・耐震化のリノベーションを行うことで、新築の高断熱住宅に匹敵する性能を備えた住宅に造り替えることも可能です。

他の仕様(キッチンやフローリングなど)が同等であれば、新築と比べて500万~1000万円程安く住宅を手に入れることができます。

 

高断熱リノベをするなら絶対にやるべき5つの項目

30代で家を建てる方、60代で定年退職を期に建替えるという方、いろんな方がいていろんな規模の工事があると思いますが、どの場合でも押さえておきたい、高断熱リノベにおいて絶対にやるべき項目が5つあります。

  • 窓の断熱化

まず一つ目は窓の断熱化です。室内の熱の約50%は窓から逃げていきますので、その窓を断熱化することで室内を快適な温度で保てるようにします。

外壁をやり替えない場合は内窓を設置する方法が一番安く、外壁をやり替える場合は樹脂窓に交換する(+窓が多い場合は窓を無くしたり小さくする)方法がおすすめです。

  • 床断熱の補強

本当に古い住宅になると床下の断熱は入っていません。築20~30年の住宅になると少し入っている程度で、気密も全くとれていない場合がほとんどです。床断熱を補強することで、冬場に足元がスースーする感覚がなくなります。

  • 給湯器の交換

全てではありませんが、古い住宅はほぼ全部交換した方がよいです。

絶対に交換した方がいいのはプロパンガスの給湯器電気温水器が付いている場合。これらは大量のエネルギーを使いお金もかかります。

ちなみにこちらはエコキュートです。絶対おすすめの給湯器になります。

  • ユニットバス化

本当に古い住宅だと在来浴槽(床も壁もタイル張りでとにかくヒヤッとするお風呂)が付いています。

木造住宅で在来浴槽が付いている場合、解体すると100%土台や柱の足元が腐っているので、ユニット柱や土台の底部分を交換する必要があります。

そして何よりユニットバスの浴槽を高断熱化することでお湯が冷めにくくなります。ふたを閉めていれば6時間で2度しか下がりません。

またユニットバスにすることでエコキュートも活きてきます。日本の住宅でとにかくエネルギーを使うのがお風呂。お風呂をいかに省エネ化するかというのは、電気代が高騰している現在において重要なことなのです。

  • 天井の断熱補強

ほとんどの住宅は夏の時期になると2階が暑くてたまらなくなると思いますが、これは屋根もしくは天井の断熱が足りていないことと、窓の日射遮蔽ができていないことが大きな原因です。

これを解決することで冬は暖かい空気が上から逃げてしまうのを防ぐことができますし、夏は2階に上がる階段の途中でもわっとしたぬるい空気を感じることがなくなります。

 

5つの項目に外断熱改修と太陽光発電が無い理由

まず外壁の断熱改修についてですが、手間もかかりますし費用も500万円以上かかることが多いため、少しハードルが高くなっています。

ただし外壁をやり替える、もしくは内壁をやり替えるのであれば絶対にやった方が良い項目です。

そして太陽光発電ですが、パネルの重さは数百キロになります。耐震化の観点からすると屋根はできるだけ軽いに越したことはありません。

構造の補強をせずに太陽光パネルを設置するとなると、確実に構造は弱くなってしまいます。また屋根の吹き替えも同時に行わないと、雨漏りをする確率も上がります。

屋根も外壁もやり替える大規模リノベーションであればやった方がいいですが、優先順位でいくと上記で挙げた5つの項目から取り掛かるのがおすすめです。

 

最後に

中古住宅は解体をしてみないと分からない部分があったり、現状を確認して途中で計画を見直す必要が出てきたりと、リノベーションは新築よりはるかに難しいといわれています。

そのため、リノベーションの実績がある会社や、一対一で丁寧に対応してくれる会社にお願いすることをおすすめします。


また住宅の構造にはいくつか種類があるのですが、一番リノベーションの施工がしやすい、間取りの変更がしやすいのは「在来木造」です。

反対に施工しにくいのが「軽量鉄骨造」で、施工しやすい順でいうと、在来木造>2×4工法>大手住宅メーカーの軽量鉄骨造となります。

リノベーションを想定して中古物件を探す際は在来木造で探すと良いでしょう。


さらに耐震面でいうと昭和56年6月以降の新耐震基準をクリアした建物を選ぶと良いでしょう。

新耐震基準をクリアしていない昭和56年5月31日以前の建物だと、耐震補強工事にかかる費用が高くなりますので、昭和56年6月以降の新耐震基準をクリアした建物から選ぶことをおすすめします。


弊社でも高断熱リノベを行っております。現地調査や設計、施工管理などを一貫して承っておりますので、リノベーションをご検討の方はお気軽にご相談ください。

https://e-home.asia/events/event/

 


子育て設計基地 イーホーム株式会社
〒802-0043
福岡県北九州市小倉北区足原2丁目10-16 B棟

TEL:(093)952-1060 FAX:(093)952-1061
フリーダイアル:0120-4106-39
e-mail:info@e-home.asia

CONTACTイーホームへのご連絡

イベント
資料請求
ご相談
LINE