ZEHとは、「Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の頭文字をとって略したものです。住宅の断熱性や省エネ性を高め、太陽光パネルなどで生活に必要なエネルギーを創ることにより、年間の一次消費エネルギーの収支をゼロにしましょうという取り組みです。地球環境に優しい暮らしを実現するために、経済産業省では「2020年までにハウスメーカー等が新築する注文戸建住宅の半数以上で、2030年までに新築住宅の平均でZEHの実現を目指す」という目標を掲げており、これからの住宅のスタンダートとなっていきます。
断熱性
UA値とは、「どれくらいの熱量が家の外に逃げるのか」を表す数値です。冬はどれだけ室内の熱を出してしまうのか、夏は逆にどれだけ熱を中に入れてしまうのかを判断する指標となり、数値が小さければ小さいほど断熱性に優れていることがわかります。
気密性
C値とは、1平方メートルに「どれくらい家に隙間があるのか」を表す数値です。C 値が小さければ小さいほど隙間のない家=高気密な家と判断できます。気密性が高ければ室内の場所で温度のムラがなくなり、顔から足元まで温度をキープし、冷暖房の稼働率も下がるため省エネにつながります。
断熱現場吹付の発泡ウレタン
イーホームでは現場吹付の30倍発泡のウレタンを断熱材として採用しています。発泡ウレタンのため現場の形状にぴったりと密着することができ隙間を少なくできるので、高い断熱性能や気密性能を実現できます。
断熱樹脂サッシ
熱は外壁よりも窓から逃げる方が圧倒的に多いため、イーホームでは熱が逃げにくい樹脂サッシを採用しています。アルミサッシと比べると2.6倍の断熱性能を持ちます。
省エネLED照明
一般電球の消費電力約54Wに比べ、LED照明の消費電力は約8Wのため、点灯時間の長いリビングや玄関、ガーデニングライトなどに使用するとかなり電気代が抑えられます。
省エネエコキュート
家で最も多くのエネルギーを利用するのは給湯のため、給湯を省エネ化させることによって大きな効果を得ることができます。エコキュートは従来の給湯器と比べて約28%の消費エネルギーの削減を行うことができます。
省エネHEMS(ヘムス)
HEMS(ヘムス)導入することで使用量を「見える化」します。(パソコンモニターなどで各設備の省エネ状況を確認できるシステムのこと。)「見える化」することで使用量が把握でき、節約がしやすくなります。
創エネ太陽光パネル
太陽光パネルを設置することによって住宅自らエネルギーを作り出すことができ、エネルギーの自給自足を実現できます。自然災害時でも発電ができる日中は電気が使えるのもメリットです。
イーホームではZEHビルダーとしてZEH住宅の普及に努めてまいりたいと、2016年よりビルダーの登録を行っています。
地球温暖化対策に貢献しようと取り組んでいるネットゼロエネルギーハウス(ZEH)の普及ですが、光熱費の削減だけでなく、健康で快適な生活が送れるという声を多くいただいています。ここで、弊社における2022年度の実績報告をいたします。
2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2025年度 | |
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ZEH普及目標 | 20% | 30% | 40% | 50% | 60% | 75% | 75% | 75% |
実績 | 7% | 58% | 50% | 55% | 100% | 93% | 100% | – |
またBELS工務店として、2022年度のBELSの取得率は100%でした。これからもBELSの取得率100%を目指していきます。実際にZEHを採用いただいた皆様からは、「年間の電気代が予想以上にかからなかった」という声をいただいています。それ以上に特記したいのは「子どもが風邪をひかなくなりました」という声をいただくことです。省エネだけではなく、健康にも大きく寄与しているZEH住宅をもっと認知していただき、本年度もさらに推進し地球環境の貢献に努めてまいります。