M様との出会いは、ご相談をいただいたことがきっかけでした。
「実家の横に建てたいと思っています…」とのことで、まずはトータルの費用が予算に収まっていくのかをチェックすることからスタートしました♪
とても広いご実家があり、納屋を解体してそこに建てるということでご実家のご両親も一緒に現地での打ち合わせを行いました。
納屋と母屋がくっついており、解体には細心の注意と解体後には母屋の復旧が必要でした。
水道と電気をどうするかという問題が残っていましたが、将来の事を考え一から整備し直すことに。
みなさまにお伝えしていますが、やはり家づくりの一番のポイントは「いくらまでであれば無理がないのか」ですよね。家を建てたために不幸になってしまっては、本末転倒ですから・・・
急遽、解体した納屋の梁丸太を再利用したいとのことでリビングの吹抜けに使えそうな丸太の選定を行いました。
そしてついに、高性能なエコ住宅が完成。
4人家族が仲良く暮らせるこのお家は、参考になる点も多いと思います。
「広々ゆとりあるお家で暮らしたい」
このためにはじまった家づくり。
普段の生活スタイル、日課、趣味、動線、それぞれの居場所、打合せを重ねるたびにかたちが見えていきました♪
【外観】
アイボリーを基調とした外観はとてもかわいらしく仕上がりました。陶器瓦で葺いた三角の切妻屋根が、そのかわいらしさを引きたてます。
【玄関】
玄関を入ると、ゆとりホールが広がります。
左にはシューズクローゼット。
お父さん以外はみんな女の子ということで、沢山の靴が入るよう棚も多めに作りました。
【LDK】
廊下を抜け、リビングに入るとまず目に留まるのが大空間の吹き抜け。
勾配天井の中には、納屋で50年間使われた梁丸太を再利用しています。
【和室】
続きの和室は客間としても使用できるよう、玄関側にも入口を設けました。
【パントリー】
そして特に注目したいのは、廊下と洗面の間にあるパントリー。
ゆとりがあるからこそできる収納スペースですが、日用品のストックなど必要なものを沢山仕舞えそうです。
猫ちゃんのためのペットドアも設けました。
【洗面室】
パントリーを抜けて洗面室へと行ける家事動線は、奥様のこだわりポイントとなっています。
【2階ホール】
廊下からはリビングを見下ろすことができます。
【寝室】
寝室にはご主人こだわりの書斎コーナーを設けました。
自宅での仕事もはかどりそうですね。
寝室にクローゼットを作らなかった代わりに、洋服類の収納には家族で使えるファミリークローゼットを採用しました。
ウレタンと遮熱の二つを合わせた工法を採用しましたので、冬5℃暖かく夏5℃涼しい一年中快適な家となっています。
吹抜やリビング階段は寒いから・・・なんて言葉とは無縁です♪